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富士登山をきっかけに富士山ばっかりの富士山馬鹿になりまして・・・。小1から息子を連れて7年目。思い出しながらつづった徒然です。(最新情報ではないためご注意ください。ご参考程度になれば嬉しいです)


by fujibakari

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明るい道と暗い道 ~下山4~

真っ暗ななか下山した3年前と、
明るく視界良好な今回の下山。
「暗い」か「明るい」、
ただそれだけの違いだと軽く考えているような、
夜中でも明るく安心な都会をいつしか当たり前に思っているような者にとって、
暗闇がこれほど怖いものとは…。

3年前、自分たちのヘッドライトが照らす
2m先も見えない状況での帰り道は、私たちの感覚を狂わせた。

初めは何人か後ろにいた下山者が、
いつの間にか居なくなったことが怖く、
とうとう私たちだけになり、やっと見つけた遥か先に見える2つの点が、
いつまでたっても近くならないのも怖くなった。

さらには宝永火口の中に入った後、
途中で座り込んで話しているカップルに出会ったものの、
真っ暗でなんにもないこの場所にいる二人が、
本気でお化けじゃないだろうかと思いはじめた。

あとで思えば、本当に恥ずかしいほど幼稚な恐怖。
7才の息子を連れた大人二人が、
その時全部は口に出さなかったものの、
心の中で同じことを考えて同じように怖がっていた。

恐怖で異常に早足になっていた大人のスピードに、
まったく泣くことなく文句も言わず、
時には母を心配してくれながらしっかりとついてきた息子が、
一番大人だった。

次回→いよいよ大砂走り!


これを読んだ方は、必ず 「へ? またまた~そんな大げさな・・・。」
と100%思われるかと思います。
でも、行く先も、さらには周囲の状況も全く見えないなか、
何時間も何時間もビクビクしながら歩き続けると、
本当に思考回路がおかしくなってしまうものなのだと思いました。

日が暮れてからは、本当に怖くて怖くて・・・長い長い道のりを全く休憩せず
(気分的に出来ず) ノンストップで駆け下り続けて、
しかもだんだん親の方が、自分のことで精一杯になってきてしまい、
息子には本当に申し訳なかったなと、つくづく反省です。
同時に、こんな状況でも全く泣きもせず、わがままも言わず
よくしっかり駆け下りてくれたと心から感謝です。


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by fujibakari | 2011-09-13 06:00 | 2010御殿場口下山